機械に使用される歯車の種類
2024/08/15
歯車はさまざまな機械に使用されています。
機械の種類によって適した歯車が異なるため、使い分けなければなりません。
そこで今回は、機械に使用される歯車の種類と特徴についてご紹介します。
機械に使用される歯車の種類とは
平歯車
平歯車は、最も一般的な歯車の形です。
円形の歯車に沿って歯が平行に並んでおり、同じ面にある別の平歯車と噛み合わせることで回転運動を伝えます。
はすば歯車
はすば歯車は平歯車の一種ですが、歯が斜めになっています。
平歯車よりも滑らかに回転し、騒音や振動が小さいのが特徴です。
かさ歯車
かさ歯車は円錐形の歯車で、頂点を合わせた2つのかさ歯車が噛み合わせることにより、回転運動を伝えます。
回転速度や回転方向を変えられるのがメリットです。
ウォームギア
ウォームギアは、ねじ状のウォームと呼ばれる部品と、それに噛み合わせる円形のウォームホイールと呼ばれる部品からなります。
大きな減速比を得られるほか、逆方向からの力に対して抵抗できます。
内歯車
内歯車は、円形の内側に歯がある歯車です。
外側に歯がある外歯車と噛み合わせることで、回転運動を伝える仕組みです。
外歯車よりも小さくコンパクトな構造にできます。
まとめ
機械に使用される歯車には、平歯車・はすば歯車・かさ歯車・ウォームギア・内歯車などの種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、機械の種類によって適切な歯車が使い分けられています。
当社では機械設計・製造のご依頼を承っていますので、ご希望がございましたら気軽にお問い合わせください。