旋盤とフライス盤の違い
2024/11/01
旋盤とフライス盤は、金属加工のための工作機械です。
それぞれに特徴があり、目的や用途に応じて使い分けられています。
そこで今回は、旋盤とフライス盤の違いについてご紹介します。
旋盤とフライス盤の違い
旋盤
旋盤とは、金属や木材などの素材を回転させながら切削する機械です。
素材を固定するチャックと、切削工具を移動させるキャリッジがあります。
チャックに素材を挟んで回転させ、キャリッジに取り付けた切削工具で素材の表面を削り取ります。
回転する素材に対して切削工具を接触させることで、円筒形や円錐形などの回転対称な形状を作れるのが特徴です。
ボルト・ナット・シャフト・ギアなどの部品を、製作するのに適しています。
フライス盤
フライス盤とは、金属や木材などの素材に対して回転する刃物を当てて切削する機械です。
素材を固定するテーブルと、刃物を回転させるスピンドルからなります。
テーブルに素材を固定し、スピンドルに取り付けた刃物で素材の表面を削り取る仕組みです。
回転する刃物に対して素材を移動させることにより、平面・溝・歯車などの非回転対称な形状を作れます。
板状や箱状の部品や、複雑な曲面の製作に最適です。
まとめ
旋盤とフライス盤は、切削の方法が異なります。
旋盤は素材を回転させながら切削するのに対し、フライス盤は素材に対して回転する刃物を当てて切削するのが特徴です。
当社では、お客様のご要望に応じて多種多様な機械設計や機械製造を実施しています。
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