重機の点検項目
2024/10/01
重機を安全に使用するには、日々の点検が欠かせません。
日常点検から定期点検までさまざまなメンテナンスを行いますが、具体的に何をチェックしているのでしょうか。
今回は、重機の点検項目についてご紹介します。
重機の点検項目
操作装置や作業装置の異常の有無
操作装置はレバーやペダルなどの部品で、作業装置はショベルやクレーンなどの部品です。
これらの動きがスムーズか・異常な音や振動がないか・緩みや歪みがないかなどをチェックします。
ワイヤーロープやチェーンの損傷の有無
ワイヤーロープやチェーンは、重機の作業装置を支えるために重要です。
切れ目・ほつれ・錆・変形などがないかを確認したり、張力が適切か測定したりします。
モーターの回転状態
モーターは重機の動力源となる部品で、回転数や電流値が規定値内にあるか計測します。
また、モーターの温度や振動が正常範囲内にあるかの確認もします。
油圧ポンプや配管の油漏れ
油圧ポンプや配管は、重機の作業装置を動かすために油圧を送る部品です。
亀裂や穴の有無を目視で確認し、油圧計で油圧値の測定も行います。
安全装置や警報装置
安全装置はブレーキやクラッチなどの部品で、警報装置はライトやブザーなどの部品です。
故障すると重機を制御できなくなったり周囲に危険を知らせることができなかったりする恐れがあるため、正常に作動するかテストします。
異音箇所の有無
重機に異音が発生すると、部品の摩耗や故障の兆候である可能性があります。
そのまま放置すると重機の性能が低下する危険性があるため、重機を動かして異音が聞こえるか慎重に点検します。
まとめ
重機の点検では、操作装置や作業装置・ワイヤーロープやチェーン・モーターなどさまざまな箇所をチェックします。
定期的に点検することで、異常が見つかった場合でもすぐに修理可能です。
当社では建設機械の設計・製造・修理を行っていますので、修理が必要な場合はぜひお問い合わせください。