杭抜き工事で使用する機械
2024/07/15
杭抜き工事とは、建物の解体や改修などで地中に打ち込まれた杭を引き抜く工事のことです。
杭の種類や地盤の状況によって方法が異なり、さまざまな機械を使用します。
そこで今回は、杭抜き工事で使用する機械についてご紹介します。
杭抜き工事で使用する機械
杭抜き機
杭抜き機とは、建築物の基礎となる杭を地中から引き抜くための機械です。
主に油圧式のジャッキと、杭の頭部に取り付けるクランプから構成されます。
クランプで杭を固定した後、ジャッキで上方に引っ張ることで杭を地中から抜き出します。
ケーシング回転掘削機
ケーシング回転掘削機は、地盤改良や地下水対策などに用いられる掘削機の一種です。
鋼管状のケーシングと呼ばれる部品を回転させながら地中に打ち込み、同時に内部の土砂を除去することにより穴を掘ります。
地盤が弱い場所や、水位が高い場所などで有効な掘削方法です。
ケーシングの径や長さ・回転速度や打ち込み力などによって、掘削能力や精度が変わります。
クレーン
杭抜き用の器具をクレーンに装着し、杭を抜く工法もあります。
クレーンは支柱となる塔や柱に取り付けられた回転台に、長いアームと吊り具を備えています。
用途や場所に合わせて、アームの形状や長さ・吊り具の種類や能力などを変更できるのが特徴です。
まとめ
杭抜き工事では、杭抜き機・ケーシング回転掘削機・クレーンなどの機械を使用します。
その他にも工事の内容や現場に応じて、必要な機械が異なります。
当社では建設機械に関連した製造や設計を承っておりますので、希望がございましたらぜひイメージをお聞かせください。